02 マックス・ヨーゼフ広場(Max-Josefs-Platz)の踏切
信じられないかも知れませんが、1857年当時、現在のプリンツレゲンテン通り(Prinzregentenstraße)と市庁舎通り(Rathausstraße)には線路が通っていて、ここには人が渡るための踏切がありました。それまでの500年間、住民はミュンヘン門(Münchener Tor)から市場町に入るには、二重の堀に架けられた二つの橋を渡らねばなりませんでした。ローゼンハイムに新時代をもたらしたのは、鉄道という新技術でした。この新しい輸送ルートで街は栄え、同時にイン川を使った船の輸送は終焉を迎えます。しかし間もなくこの線路網が、拡張を続ける都市の発展を妨げます。1876年、線路は西に移設され、現在の場所に新駅が開設されました。旧線路の土手には並木道がつくられ、市を横断する重要な道路である市庁舎通りや遊歩道通り(Promenadestraße、現在のプリンツレゲンテン通り)も整備されました。
現在地住所:ミュンヘナー通り1(Münchener Straße 1)